たしなみの言葉4

「とかく日本の古典芸能は敷居が高くて

能も歌舞伎にも接する機会がないわ。

ついつい使っていませんか。

「敷居が高い。」

「自分には分不相応だ」「手が届かない」とか「格式が高い」

の意味に使われているのがほとんどです。

この慣用句は誤った使われ方をしている代表格だそうです。

「敷居が高い。」とは、

友人や知人、親戚など、世話になっている方に十分なお礼をしていなかったり、迷惑をかけたのにお詫びもしていなかったため、それが心苦しくて家を訪問しづらいという心境のことをいいます。

「敷居」は玄関の戸が乗る台のことです。

以前は楽にまたいでいたのに、今は心に引っかかるものがあって、敷居が高く感じられるというのです。

最近では敷居がないバリアフリータイプの家が多くなりましたので、「敷居」という言葉も実感がなくなりましたね。

心苦しく思っている相手にばったり出会ったら、

素直に、想いを伝え、謝りましょう。

「敷居が高くて、伺えずにいました。ごめんなさい。」と。

相手の人は、意外に気にしてはいなかったりするものです。

何と言っても、その言葉を話す自分自身が一番心がスッとするでしょうね。

a882f374c60aa81480901e8653aedade_s


コメントをお待ちしております。

Powered by Facebook Comments