たしなみの言葉17「目もあやな」

なかなか普段は使えない言葉

「目もあやな」

「週末のパーティーに、ど派手な赤のワンピースを着ていくわ。」

「ど派手」に相当する言葉ですね。

「ど派手な演出」「ど派手な宣伝」などと使っていますが、

大和言葉で、より激しく美しい表現が

「目もあやな」です。

「目もあや」の「あや」は「綾」「彩」と、

美しい模様が目に映るようなイメージが浮かんできましが、

実は、この「あや」は、

「怪しい」の「あや」です。

衣装や飾り付けがきらびやかで、目がチカチカするためにまともに見ることができない。

それほど派手で美しい。まばゆくて目も開けていられないほどに美しい。

「ど派手」というと、マイナスのイメージもありますが、

「目もあや」は、

目もさめるほどにきらびやかな様を連想させますね。

竹の中から出てきた「目もあやな」かぐや姫を

見つけたときのおじいさんとおばあさんの感動はいかばかりだったか・・・。

かぐや姫の「目もあやな」優しいオーラは

多くの人をとりこにしたのですね。

女性は、そんな「目もあやな」魅力をだれしも持っているのではないでしょうか。

男性は、女性に「目もあやな衣装ですね。」と、褒めてさしあげたら、

ワンランク、株が上がるかもしれませんよ。

ピンクの花


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