おもてなしの言葉3

我が家へお客様をお迎えするとき、

「どうぞお上がりください。」

と言いますね。

丁寧な言葉です。

玄関で履いている履物を脱いでいただき、

一歩、二歩と上がり框(かまち)から上がってくださいと、

そんな意味も込められていますね。

「どうぞお入りください。」というのも

よく使われる言葉ですが、

これは履物を履いたまま入っていただく、

お店や事務所、会社などにふさわしい言葉ですね。

外国では靴を履いたまま個人宅に入りますので、

この言葉のほうがしっくりきます。

さて、お客様に親しみと歓待の思いを込めて、

「どうぞお上がりください。」と、

さらりと言えるようになりたいものです。

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おもてなしの言葉2

空港で外人さんをお迎えする言葉。

「ようこそ、日本へ!」

空港でよく見かけますね。

帰国してきた日本人でさえ、嬉しくなります。

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 お客様をお迎えするとき、

「ようこそ」に続いて「おいでくださいました。」

というのが最初のおもてなしの言葉ですね。

「ようこそ、おいでくださいました。」

「ようこそ、いらっしゃいました。」

さらに、こんな歓迎の言葉もあります。

「ようこそ、お運びくださいました。」

「お運び」には、遠方より足をここまで運んでくださった、その労力や時間、費用など全部をひっくるめて感謝とねぎらいの気持ちを表す言葉です。

ここまで来てくれるのは当然でしょうなどという思いは微塵も感じさせません。

ただただ相手を思いやる気持ちのみです。

「本日はお足元の悪い中」というふうに、雨や雪の日には言いますね。

防寒をし、傘を差しながらも 衣服や履物などを濡らし、時間を割いて、ここまでおいでくださった、なんてありがたいことなんだろうという思いが込められていますね。

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どんな方に対しても、心のこもった歓迎の言葉

「ようこそ、お運びくださいました。」を使いたいものです。

後日お礼状には、

「ようこそのお運び、厚く御礼申し上げます。」

なんて、さらりと書けたら、かっこいいですね。

番傘


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おもてなしの言葉1

「もてなし」の丁寧語は「おもてなし」

この言葉はオリンピック招致のプレゼンの時の滝川クリステル
さんによって、
本当に有名になりましたね。

「お」「も」「て」「な」「し」のジェスチャーも流行しました。

「おもてなし」は「表がない」ことに通じます。

「裏表がない心」を表します。

ということは、真心を持って相手を歓待する誠意をそのまま表現することになります。

それは日常のごく普通の心のあり方にも通じるように思います。

お客様を迎える時の言葉

 「お待ちしていました。」

お茶のお稽古に出向いて、師匠の前で「今日もよろしくお願いします。」と

一礼するときに、いつも 「お待ちしていました。」と、

 この言葉をおっしゃってくださいます。

ああ、待っていてくださったのだなあと、毎回この言葉を聞くたびに感激します。

電車を乗り継いで、やっと辿り着いた師匠の家で最初に語りかけていただく言葉。

  「お待ちしていました。」

 素敵なおもてなしの言葉です。

人は真心のこもった言葉によって癒されますね。

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鏡餅にも福を願う思いがいっぱい

「鏡餅」に「お鏡餅」と「お」をつけているのを見かけました。

たしかに、神に捧げるという意味を表しているのですね。

昨日の記事の続きになります。

こちらをご覧ください。
↓ ↓
http://wanotashinami.com/2014/12/28/new-year/

 

*******

鏡餅は、白い和紙を敷いた三宝やお盆に大小の丸餅を重ねます。

そこに吉祥の意味が込められた飾り付けをするのです。

床の間などに1月11日の鏡開きまで飾ります。

丸い餅は、青い銅鏡だとか、豊穣の意味だとか、魂を表すといわれています。

鏡開きにはお供えをおろして、餅を割ってお汁粉にして食べますね。

歳神様(としがみさま)にお供えしたものを「直会(なおらい)」として、

神様と人間とがともに食事をする「神人共食」をするのです。

神力をいただくという意味があるのですね。

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鏡餅の上にのせるミカンは、橙(だいだい)で、「代々」家督が続くようにとか、長寿を願ってという意味が込められています。

海老は、立派な髭と曲がった腰が老人に似ていることから、長寿のめでたさを表します。

楪(ゆずりは)は、新しい葉から古い葉が落ちることから、この成長を見届けて家督を譲り、家系を絶やさないめでたさを願います。

昆布は、よろ昆布(よろこぶ)にかけています。

裏白(うらじろ)は、葉の裏が白いことから、後ろ暗いところがない清らかな心を表すとか、

常緑樹の長寿にあやかるためとも考えられています。

鏡餅で新年を祝うということは、やはり福の神をお招きし、

家運隆盛や子孫繁栄を願うということでもあるのですね。

良いお年をご家族の皆様とともにお迎えくださいませ。

鏡餅

 


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正月飾りにはそれぞれの意味が

門松、しめ縄飾りや鏡餅など、いろいろいわれがあるようです。

門松は、歳神様(としがみさま)が我が家へおいでになるときに一休みするところです。

は、「待つ」に通じるものであると同時に、常緑樹でありどんな環境でも力強く成長する生命力の象徴として縁起の良いものとされていたようです。

門松でなくても、松の小枝を門口の両側につけるだけでもよいのですね。

しめ縄は、不浄なものが入り込まないようにするものです。

ですから、玄関の入り口や神棚など、ここぞというところに飾るとよいのですね。

鏡餅は、もともと祭祀のときに神様にお供えされてきたものです。

「鏡」というのは、古代の銅鏡が円形だったことからこの名を用いています。

そのまるい形が魂をかたどったものだといいますから、意味深いですね。

鏡餅の飾り方については、次にご紹介しますね。(つづく)

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お正月に福の神を招くには

海外で年末年始をお過ごしになる方も多いですよね。

お正月の準備もだいぶ簡素化されてきました。

それでも、できる範囲で清々しいお正月を迎えたいものですね。

お正月だけ降臨する神様が歳神様(としがみさま)です。

この神様は福の神です。

やっぱり我が家にもお呼びしたいですものね。

神様は門松を目印にしておいでくださるそうです。

門松、しめ縄飾りや鏡餅など、実は飾るのに吉日というのがあります。

29日は、「二重苦」「苦の日」として嫌われています。

31日は、「一夜飾り」といわれ、神様を慌ただしく迎えるのが失礼だとされています。

そのため、28日、30日に飾るのが良いようです。

福の神様、どうぞ我が家にもおいでくださいね。

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年賀状を書く

年賀状は書き終えましたか。

すべて印刷文字で年賀状を作る方も多いかと思いますが、

手書きで一筆添えると、受け取る側も嬉しいですね。

綺麗な字を書くポイントは、字の中心をそろえるということ。

そのためには、 「姿勢」が大切。

 下半身を固定し、上半身が柔軟に動くようにすること。

できれば、正座をして机に向かうのがよいですね。

椅子に座って書く場合も、足の裏をしっかりと床につけて、

 背筋を伸ばして紙に向かうとよいでしょう。

字は姿勢から。

そして、心のあり方を表すということでしょうか。

羊


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座る時の気配り

テレビ番組の対談のとき、

茶道家の塩月弥栄子さんが気をつけていたことがあります。

三人の方が並んでお話をするなら、

真ん中にいる自分が両隣の先生方よりも少し椅子を後ろにずらすように、

心掛けていたそうです。

ご自分が大柄だということも理由の一つのようでしたが、

出しゃばらずに、控え目に、

という配慮をしていたというのです。

大和撫子の心意気を見る思いがしますね。

それが、たしな美人。

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赤いソファー


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マスク美人の目は

言葉遣いも大事ですけど、

あなたのふとした時の「目つき」はエレガントですか。

ふとした瞬間に、人を見る目の中に、

剣で刺すようなものがあったら、

それは相手の心の中にずっと残ってしまいます。

人によっては心が傷ついてしまうかもしれません。

最近は風邪のため、予防のためにマスクをする人が多いですね。

目しか見えないときは、

相手に対して目の印象がとっても強くなります。

優しい表情をいつも心がけたいですね。

周りの人も穏やかな気持ちになれます。

それが、たしな美人。

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日時:平成26年12月20日(土)午前10:30~12:00

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雨の日の気配り

雨の日。

貴女も傘の持ち方一つでエレガントに。

通勤途上、階段で前を歩く人の傘が自分の顔や肩にぶつかりそうになって

気になることがありますね。

傘をたたんで自分の体に添わせて、先端を下向きにして、

前後に振らないようにしましょうね。

ちょっとした気遣いで、周りの人も暖かい気持ちになります。

それが、たしな美人

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