月島で踊りや木目込み人形作り

Q:現在のお話をお聞きしますね。ご近所の方と踊りをなさっていたでしょう。最近はどうですか。

もう、わたしも体が動かないというか、やっぱりずっと立ってるのがつらいでしょ。だからやらなくなっちゃったら、余計にダメですね。本当はやったほうがいいんですよね。

 

Q:月島社会教育会館でも発表会とかあったんでしょう?

ありましたね。今でもやってますよ。今、もう踊りもやめちゃった。あ、一人の人は教えてるかなんかで私にも招待状くださるのよ。

ところがこないだ、うちは調子が悪くて、しょうがないから、時間遅いけど行って、一応ね。その方のは見られなかったんだけどいいわと思って。

で、会ったから「ごめんなさいね、ちょっと調子悪かったからあなたのみられなかったのよ」って、それでちょっとおしるしして帰ってきたら、「こないだありがとうございました」ってわざわざきて。やっぱりそれだけの縁でね。

 

Q:そうやってご縁があってつながっていて嬉しいですね。

ー踊りを通じて区役所の人とも仲良くなる

皆さんも踊っているところを見てもらいたい、って。私なんか恥ずかしくて、おどりのおの字くらいしかできないから。だからもう恥ずかしいから、いいや。そしたら区役所の人に、「松原さん、ちゃんとこうやんなさい」って言われて、「もういいのよ、私は隅っこでこうやってれば」って言ったら、「もっと前出て、前出て」なんて言われて。だから、結構区役所の人とは仲よくはなりましたけど、今も行くと何人か。

 

ー木目込み人形を教え始めて

私、しばらく前は、踊りじゃなくて、今度は木目込みやるようになったから、あれをやってたんです、ずっと。やっぱり人数が一人減り、二人減りで、今、具合悪くて見えない人が増えちゃってもうやめたんですよ。

 

木目込みも最初は簡単なのからやらないと、最初からあまりいいのをやっちゃうとだめなんですよね、逆に。

だから一番小さいような細かい、何これ? なんていうような、自分では思っても、そのうちにそれがすごく可愛く見えるようになるんですよね。

今はもう教えてませんけど、前はそうやって、大したことじゃないから。

で、一人、私より古い方が来てくれて、その方が教えてくれてたんですけど、結局。

最初初歩的なことは私がやってあげると、その人だけに頼めないでしょ。だから、そういうことで私がやってましたけどね。

 

教えるほどじゃないんですよ。だけど、あれ、こうあるでしょ。そうするとこれをちゃんときれいにして磨いてからじゃないとだめなんですよ。その磨き方もものによってはどこを磨いたらいいっていうのがあるでしょ。

 

ー初めは小さいものから、見えないところも丁寧に

だから、最初からあまり大きなものじゃなくて、小さなものからやって、ああ、こうやればきれいになるんだな、下の見えないようなところもちょっとやってあげて、きれいにしてあげて平らになると、着物着せてもきれいなんですけどね。

雑にやっておくと、着物がうまくつかないのよ。縫い物、結構作るには大変でしたけど、でも途中からは、もうみんな大変だから糊買ってきて、その糊でやってもいいわよ、ということになって、そのほうが楽だから。

自分でといて、一からやるというのは大変なんですよ。何でも。少しこれの中にこれを入れてとか。

私も前は着付けのほうも、ちょこっとですけど、やったことはあるんですけど、どうも物覚えが悪いからすぐ忘れちゃうのね。

 

月島社会教育会館(月島区民センター)
今年の梅の花。
春に先駆け香り高く開花。

 

松原さんへのインタビュー   5/8    (インタビュアー宮本)
(2018.6.8)


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